11月26日の話し合い後のやり取り

兵庫県への質問状とその答え
兵庫県健康福祉部健康局健康増進課課長
藤原 惠美子様
兵庫県「不幸な子どもの生まれない運動」にかかる質問
2019年1月19日
不幸な子どもの生まれない運動は終わったのか?
6・30神戸集会 参加者一同

前略
貴職におかれましては、障害者の権利擁護と障害者福祉の増進のための施策に日々お励みのこと、感謝申し上げます。
さて、11月26日には、私たちからの「不幸な子どもの生まれない運動」は終わったのか?集会決議」(2018年8月14日提出)の要請5項目に対する同8月31日付け回答について、県健康増進課・藤原課長および谷川副課長からのご説明をいただきありがとうございました。しかしながら、それを聞いた私たちはまったく納得することができないでいます。
8月31日付け回答は、要請5項目すべてについて、それを真摯に受け止め答えようとする姿勢を欠くものであり、私たちはこれを回答として受け入れることができません。「不幸な子どもの生まれない運動」についての検証と反省と謝罪を求める私たちの要望は、依然として答えられていません。
よって、この件について話し合いをなお継続していくことを私たちは求めます。
その上で、藤原健康増進課課長が11月26日の話し合いの場で持ち帰って検討すると約束なさった、あるいは意見として聞いたとされた以下の点について、どのような結果となったのか、書面にて、および口頭でご回答いただきたく願います。
 
 複数の障害種別にまたがる障害当事者たちをメンバーに加えた第三者検討委員会を設けて検討作業を行なうべき、ということについて
 読んでいる資料に欠けがある指摘を受け、追加の資料に当たった結果について
 県立ひょうごこころの医療センター(旧光風寮)で発見された優生手術についてのカルテの開示の可否について病院側と話し合った結果について
 私たちが、優生手術被害者への謝罪に関する国の指示を待たずに、県として「不幸な子どもの生まれない運動」についての謝罪を求めている点について
 要請文に回答する、話し合いの場に来る等、私たちが知事の応答を求めている点について
 県立こども病院責任者の話し合いの場への出席について、病院局と話し合うとした点について
以上。
ご多用とは存じますが、11月26日の話し合いからすでに十分な時間が経っていますので、1月25日(金)までに下記宛に書面にてご回答くださいますようお願いいたします。
宛先:〒653-8012
兵庫県神戸市長田区長田町5丁目3-22
自立生活センター 神戸・Beすけっと
藤原久美子方
不幸な子どもの生まれない運動は終わったのか?6・30神戸集会 参加者一同
なお、視覚障害のあるメンバーもいるため、データでの送付も求めます。
bescuit_fujiwara@yahoo.co.jp
上記Eメールアドレスに、必ずテキストデータ/wordデータで添付ファイルとしてお送りください。
(pdf.版は音声読み上げ機能に対応していないため不可)
草々

 

 

 

(公印省略)

健増第1688号

平成31年1月31日 

 

不幸な子どもの生まれない運動は終わったのか?

6・30神戸集会 参加者一同 

 

兵庫県健康福祉部 

健康局健康増進課長

 

 

兵庫県「不幸な子どもの生まれない運動」にかかる質問について(回答)

 

皆様には、日頃から県政の推進にご理解・ご協力いただいておりますことに感謝申し上げます。

平成31年1月19日に受け取りましたご質問について、別紙のとおり回答いたしす。

 

 

 

 

兵庫県「不幸な子どもの生まれない運動」に係る質問(2019119日)に関する回答

 

番号  兵遡筺吠数の障害種別にまたがる障害当事者たちをメンバーに加えた第三者検討委員会を設けて検討作業を行なうべき、ということについて

(回答)「不幸な子どもの生まれない運動」については、既に総括しており、現時点では改めて第三者委員会を設置して検討を行う予定はありません。

 

番号◆(質問)読んでいる資料に欠けがある指摘を受け、追加の資料に当たった結果について

(回答)資料を確認しました。旧優生保護法に基づく優生手術については、機関委任事務として、法律に基づいて国の機関として実施してきたものですが、今日の社会的価値観に照らせば、国の事務の履行であったとしても不適切であると考えています。

 

番号 (質問)県立ひょうごこころの医療センター(旧光風寮)で発見された優生手術についてのカルテの開示の可否について病院側と話し合った結果について

(回答)「カルテの開示は、個人情報の保護に関する条例第14条に基づき、本人及び未成年者又は成年被後見人の法定代理人が請求できる。」と聞いております。

 

番号ぁ(質問)私たちが、優生手術被害者への謝罪に関する国の指示を待たずに、県として「不幸な子どもの生まれない運動」についての謝罪を求めている点について

(回答)「不幸な子どもの生まれない運動」は、総合的な母子保健対策として実施してきたものです。旧優生保護法に基づく優生手術については、機関委任事務として、法律に基づいて国の機関として実施してきたものです。

 

番号ァ(質問)要請文に回答する、話し合いの場に来る等、私たちが知事の応答を求めている点について

(回答)この件については、所管である健康増進課長が責任者として対応しています。

 

番号Α(質問)県立こども病院責任者の話し合いの場への出席について、病院局と話し合うとした点について

(回答)「移転記念誌をホームページから削除しており、貴団体からのご質問に対しては、これまでから文書により回答を行っている。

 また、優生手術の有無についてカルテ調査を実施した結果、該当するカルテはなく、その結果を公表している。」と聞いております。

 

 

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